「学ぶ楽しさ」とは?

今年度の研究の副題は「学ぶ楽しさを味わう授業」です。
では,「学ぶ楽しさ」とは,どのようなこと(もの)を指すのでしょうか。

一般的に「学ぶ楽しさ」という言葉からイメージするものはとても広いと思います。
子どもの瞳がキラキラ輝いている。表情が明るい。にこにこ笑っている。等々
もちろん,このような子どもの姿は「楽しさ」を表す一つとしてよく目にします。
本校では子どもたちに「学ぶ楽しさ」を味わってほしいと考えています。
授業終了のチャイムが鳴っても,話し合いや作業をやめたくない,授業終了のチャイムが鳴っていることすら気づかないような学びを味わってほしいのです。

「学ぶ楽しさ」には,次のようなものがあると考えます。
 1 本質に気付いていく中で得られる楽しさ
   「そうなのか」「こうすればよいのか」といった発見
   知的好奇心が満たされること
 2 相互の深まりやよさを認め合う中で得られる楽しさ
   「~さんの考えはとてもいい」「いっしょだ」といった感覚
   受容感をもち,安心していられること
 3 自分の成長を認識していく中で得られる楽しさ
   「わかるようになった」「うまくできそうだ」などの思い
   満足感や達成感から,自尊心や自己肯定感が育つこと

これらの「学ぶ楽しさ」と「考える子」との関連については次回に...