6年家庭 レッツ トライ ソーイング Part3~マイ○○○づくり~

 研究発表会では,多くのご意見をいただきました。ありがとうございました。
 研究発表会本時では,大まかな製作手順を確認した後,気をつけることを考えましたが,指導者が考えてもらいたい縫いしろの幅や,三つ折りしたところの縫う位置などに気づいていませんでした。既習がしっかりと身についていなかったためだと考えます。その後,子どもたちそれぞれが製作するマイ○○○を仮布で製作してみました。そうすることにより,自分の製作するマイ○○○の製作手順を考える手だてとなっていました。しかし,かかわりながら学習進めることが難しく,さらに先に述べた気づいてほしいことに,なかなか気づくことができませんでした。
 協議会では,仮布でマイ○○○を製作するものを全体でそろえて製作することで,気づいてほしいことに気づくのではないかと,ご意見いただきました。そこで,そのご意見を受け,他のクラスで本時の学習を行いました。


 他クラスでの本時での板書は上の通りです。研究発表会の学習と同様,大まかな製作手順の流れを確認した後,気をつけることを考えました。板書では黒字で書かれている部分です。研究発表会同様,気づいてほしいことに気づいている子はほとんどいませんでした。その後,板書の左端にあるものを製作すると仮定して,1班で1つずつ製作してみました。班ごとにかかわり,話し合う姿が多く見られました。さらに,班で製作したものを見せながら,製作方法を全体交流の場で述べてもらいました。その場ででてきた意見が板書の赤字で示された部分です。考えてほしい縫いしろの幅や縫う位置などを考えることができ,中表についても試しづくりの中で考えることができていました。しかし,次の自分のマイ○○○の製作手順を考える際につまづいた子が多くみられました。仮布で製作したものと自分が製作するものとが,なかなか結び付かないようで,製作手順を考えることが難しかったようです。それぞれ個別に指導しましたが,製作する物がバラバラなため,なかなか大変です。
 2クラスで異なる流れで学習を行いました。先にも述べましたが,どちらの学習も一長一短でした。このことから,それぞれにマイ○○○を製作するのであれば,新たな手立てを考えていかなければならないと感じています。今の段階でこの手だてでいけばと考えつきませんが,考えていけたらと思っています。