7月12日(月)第103回全国高校野球選手権

 7月12日(月)第103回全国高校野球選手権石川大会1回戦。我が校は強豪遊学館高校と対戦しました。総合開会式は残念ながら雨天中止となってしまい,3年生を中心とした堂々たる入場行進を披露することができず落胆の色も見えましたが,気持ちを切り替えて昨日まで直前練習に取り組んできました。悪天候による日程変更を覚悟していましたが,比較的順調に進み予定通りの日程で1回戦を迎えました。
 昨年度は新入部員0(マネージャーを含め)で,コロナ禍に加え3年生はさまざまな面で大きな制約の中での部活動になりました。年度が変わり今年度は,なんと新入部員11名(プレーヤー9名・マネージャー2名)が加わり,念願の単独チームでの大会参加を果たせました。高校入学後に野球を始めたプレーヤーが多く,勝敗の面からだけ見れば厳しい状況でしたが,毎日,自校の校庭で練習に取り組める幸福感を味わい,単独チームで練習試合を行えることに感謝しながらの4ヶ月を過ごしました。
 初戦突破を夢見ながらひたむきに白球にくらいついてきましたが,力及ばず初戦を突破することはできませんでした。一つ下の後輩が一人もいない中で前を向き続けた3年生部員のこれまでの努力に敬意を表します。その後ろ姿は,後輩たちの目と胸にしっかりと刻まれています。これまで本当にお疲れ様でした。
 そしてもう一つ,長きにわたり本校野球部の指導にあたっている深田先生は今年度末に定年退官の予定です。そのため,夏の大会の指導は今回が最後になってしまいました。試合前に本校校歌が流れるグランドでノックをしている雄姿は感慨無量でした。


OBからの応援旗


一矢報いるべく全神経を研ぎ澄ます


強豪校相手に一人で投げぬく


在校生・保護者・OB・教職員多数が応援


深田先生,最後の夏ノック