第1回SGH研究大会・第24回高校教育研究協議会を開催しました。
本校では、10月4日、金沢大学・金沢大学附属高等学校主催の第1回SGH研究大会・第24回高校教育研究協議会を開催しました。参加者は北は青森県から南は宮崎県まで245名にのぼりました。
午前中は、「教科のSGH化」事例の公開授業と「地域課題研究」の生徒発表、及びそれらの授業整理会を行いました。公開授業では、数学科は、オランダの数学コンテスト「A-limpiad」の課題「休憩時間と労働効率の関係性」を題材に、「現実世界に活かす数学」を実践しました。この授業では、3グループがそれぞれ与えられた条件における最適解を発表しました。英語科では、金沢大学留学生と本校生徒による「グローバル・ディスカッション」を実践しました。「グローバル・ディスカッション」は本校生徒6人に留学生1人が入り、与えられたトピックに対して英語でディスカッションするプログラムです。今回のトピックは「伝統行事」でした。
「地域課題研究」は、本校SGH課題研究のファーストステージです。「地域や人々を幸せにする方法を提案する」という共通課題に対して、3~5人のグループでそれぞれプランを提案する課題研究です。研究大会では、「能登の祭りの伝統と今」、「アイスィーツで金沢の和菓子好きを増やそう」、「里山里海国際シンポジウムをプロデュース」、「たまひめちゃんを活用して地域活性化」、「観光アプリの改善で金沢市の観光客を増加させる」、「made in石川のバーニャカウダを使って地産地消」、「石川県の特色を盛り込んだスマホ向けゲームアプリで石川県の知名度を上げる」の7本を報告しました。この課題研究について、完成度が高いと参加者からも好評価をいただきました。
午後は、山崎光悦金沢大学長の挨拶に続いて、本校のSGHの取り組みについて研究報告を行いました。研究報告では柴田正良SGH特区教育センター長(金沢大学教育担当理事)が管理機関の取り組みについて、山本吉次SGH研究推進委員長(附属高校主幹教諭)がSGH申請の経緯、本校のSGHの概要、現在進行中のSGHプログラム、今後の計画について報告しました。
最後に、文部科学省初等中等教育局国際教育課長榎本剛氏の講演会がありました。演題は「SGHを通じて目指すもの」で、4観点を重視した英語教育、SGHにおける探究型学習の重要性などについてお話しいただきました。