4年国語科_ 自分が感じたことを大切に 心に残ったことを感想文に書いて交流しよう ~プラタナスの木~



 本時は、心に残ったことを感想文に表すために、教材文「プラタナスの木」の大体の内容をとらえたところである。物語の最初と最後で変わったところと変わらなかったところを、グループ交流で話し合いながら解決した。
 本時のふりかえりで、「最初はプラタナスの木のことをよく知らなかったからプラタナスの木に興味がなかったけれど、おじいさんと出会い、プラタナスの木のことを知っていくことで、プラタナスの木のことを大切に思うようになった。」という意見を言った子どもの意見のよさをふりかえりに書いている子どもが多かった。このことから、心に残ったことに、「プラタナスの木を大切に思っていること」について書く子どもが多いのではないかと思われる。
また、「予想だけど、おじいさんがプラタナスの木のせいれいみたいだと思ったよ。」というふりかえりもあった。叙述にも注目しており、「12段落で、『木がいっぱいあるだろう。みんなによろしく。』とあった。『みんな』って木のことだろうか、ふるさとの人たちか、ほかの子だろうか、なんだろう。」と書いてあった。次時は、心に残ったことを感想文に書く場面である。このふりかえりから考えると、「おじいさん」についてのことを書く子どもが出てくるのではないかと思われる。
 研究発表会では、心に残ったことやその理由を明確にするために交流する。複数の叙述と結び付けることで、解釈を広げ、心に残った理由をはっきりさせてほしい。