3年 和菓子工場ではたらく人々の仕事



 実際に和菓子作りをした経験をもとにして考えたり,職人の作った上生菓子を見て味わったりすることで和菓子作りの仕事について探求意欲をもつことをねらいとして授業を行いました。本時の学習課題は〈森八さんの上生菓子はどんな和菓子かな〉としました。
 授業の展開として,まず森八の和菓子職人さんが実際に作った上生菓子を子どもに与え,観察してもらいました。子どもは「ぼかし方がきれい」や「花びらの幅が同じになっている」といった気づきを発表してくれました。次に,実際に上生菓子を食べてもらいました。子どもたちは「やさしい味がする」や「後味が良い」,「お茶が飲みたくなる」といった感想を話していました。最後に,前日の和菓子作り体験の際に職人さんが話してくれたことを想起させました。上生菓子が一日に1500個作られることや年間150種類の上生菓子が作られるということを確認しました。授業のまとめは,[森八さんの上生菓子は,きれいでおいしくてたくさんつくられている和菓子]としました。
 本時の最後に《森八さんはきれいでおいしくてたくさんの上生菓子を作るためにどんな工夫をしているか》という,この単元を貫く学習問題をつくりました。次時ではどのような工夫がされているか予想を立てたいと思います。