1年 「ひきざん」




 くりさがりのあるひきざんの導入として、「どんぐりを13個ひろってきました。9個使っておもちゃをつくりました。のこりは何個かな。」と生活科での「あきのおもちゃづくり」と関連した問題場面を設定した。
 子どもは、どんぐりをブロックに置き換え、13個から9個取るという操作をする中で、「ばいばいひきざんだね。」と1学期の「のこりはいくつ ちがいはいくつ」の既習を生かす姿が見られた。そこで、学習課題を<9はどこからとったの>とし、自分の操作を説明するために考え直す機会とした。自分の考えをブロック操作をし、図や言葉、式で表した。「一つずつ数えてとる」「10のまとまりから9をとる」「3をとって、のこりの6をとる」と3通りの考え方が出てきた。
 交流する場面では、手だてとして「他者説明」を取り入れた。友達の説明を聞きながらブロックを動かすことで、友達がどこから9をとったのかを理解することへつながった。
 何気なくブロックを操作したことを、どうしてその考え方(とり方)にしたのかの根拠をもつことが決める姿ととらえていた。