2年 国語科「お手紙」

 教材名「お手紙」の授業を行いました。本時では,がまくんとかえるくんの気もちを考えながら音読で工夫したいところを見つけ,表現することをねらいとしました。
 本時を迎えるまでに,がまくんとかえるくんの気もちについて読みとる授業を行ってきていたので,子どもは今まで学習してきたことを書き込んだ全文シートをもとにしながら,どう音読したらいいかを考えて発表することができました。
 また,手だての一つである話型を提示することで,だれがどの会話文をどう読んだらいいかということと,その理由について答えることができていました。ただ,がまくんの音読を強く言った方がいいところがいくつもあがってきたときに,どこも同じ強さで読んでいいのかと子どもに問い返すことができればよかったのではないかと本時のまとめに入るときに感じました。大きく言うところや強く言うところなどを比べさせることで,子どもは叙述に戻って考え,ここはこんな気もちだから一番強く言った方がいいというような発言が出てくるのではないかと考えましした。
 さらには,気もちの読みとりで学習した心情曲線にも触れることでどの部分を強く言ったらいいのかが子どもにとってわかりやすいのではと感じました。
 アーノルド=ローベル作品のかえるくんとがまくんシリーズの中から物語をグループごとで選んで音読劇を行うために,音読の工夫に動きも取り入れて表現できるようになっていってほしいと思います。