5年理科「物のとけ方」

 5年「物のとけ方」の実践です。<溶けた食塩はなくなったのか、見えなくなっただけなのか>を解決するために、様々なことを根拠を持って考えていました。本時はその一つの<食塩水から食塩を取り出すことはできるのか>について、実験を行い検証しました。
 子どもは「熱して蒸発する」「自然蒸発」の2通りの方法を考えてそれぞれ実験しました。結果はどちらも、白いものが残りました。
 しかし、その白い物が食塩であるとは限りません。子どもは、「白い物=食塩」であることを証明するための実験を考え始めます。そして、「もし白い物=食塩ならば、もう一度、食塩のように水に溶けるはずだ。」「もし白い物=食塩ならば、立方体の結晶が観察できるはずだ。」という2つの検証方法を考え出し、最後には納得しながら「食塩水から食塩を取り出すことができる。だから、溶けた食塩は見えなくなっただけだ。」と結論づけることができました。