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社会科における知識創造
主体的な追究活動による様々な社会的事象の理解を通して それらを関係づけながら社会的意味を構築し その共通性・規則性をもとにして価値判断にいたる営み
社会科における「かかわり」の活性化
社会科における「かかわり」とは,社会的事象に対し一面的・主観的だったものの見方や考え方が,多面的・客観的なものへと意識が向けられていく 子どもは,見学や体験,資料の読み取り等の活動の中で,自らもっている知識を活用し,社会的事象に対する自分なりのものの見方や考え方を構築する。しかしその内容は,それぞれがもっている限られたスキーマだけで判断 してしまうため,そこから生まれる思考・判断は一面的であったり,主観的 に考えたりしていることが多い。
子どもの思考・判断は,それぞれの気づきやとらえ方の違いによるものだけでなく,その事象をとらえる立場や観点の違いによっても多様である。そのような様々な視点や観点を新たに得られることによって,自分になかった 社会的事象のとらえ方を受け止めることで,もう一度自分の見方や考え方を見直そうとすることが,「かかわり」の活性化であると考える。