4年2組 基村俊成 できるかな?
本テーマにおける知識創造
動作を表すswim run jump fly などの動詞にcanを組み合わせた
表現について知り 必要に応じて「〜できますか?」とたずねたり
その問いに答えたりしようとする
(1)本テーマにおける「かかわり」の活性化
・動作を表す様々な動詞について、意欲的に発声したり、ジェスチャー をしたりしようとする。
・canを使った言い方をいろいろ試してみる。
(2)本テーマにおける「かかわり」を活性化する手だて
ア.体の様々な感覚を使って言語材料を確実にインプットさせていく
本テーマでは、動作を表す言葉を充分にインプットしていくことが必要である。子どもはこれまでの英語の学習などを通して多くの言語材料を
インプットしてきたが、動作に関わる言葉の中には、初めて耳にする言葉も多いであろう。そこでALTの発音に絵カードを組み合わせて、視覚に訴えながら子どもが充分に聴くことができる時間を補償したい。また、“Taro saysゲーム”など、ALTの発音に合わせて実際に児童が体を動かす活動も取り入れ、楽しい雰囲気の中で自然と言語材料が蓄積していくようにしたい。
イ.ALTと協同してアウトプットしやすい状況を作る
インプットされた言語材料を使って、子ども同士が積極的に言葉を交わしていくためには、子どもがアウトプットしたくなるような状況作りが欠かせない。本テーマでは動作を表す様々な言葉を用いて、「〜できますか?」という表現を柱にコミュニケーションをしていくが、子どもは、自分自身についてそのことが果たし てできるかできないのか判断があいまいで返答しかねる状況も想定されうる。
そこで本時の学習では、3種類の動物を提示し、子どもはそれらの動物の中の一つになったつもりでコミュニケーションさせていきたい。動物にあてはめることで、「私は走れない」「私は泳げる」(イルカになった場合)、「私は飛べる」「私は泳げる」(白鳥になった場合)等々、表出しやすい状況が生まれるであろう。
ウ.基本表現の位置付けとして
本テーマでは、動作を表す言葉にcanを組み合わせて、「できるか」「できないか」をお互いにたずねあうことが主な内容である。したがってI can swim. を基本表現に、You can swim. Can you swim? Can I swim? Yes, I can. / No, I can’t.といった表現を対象として、
①英語で「〜できる」ということを表すには動詞の前にcanをつければよいということ、
②「〜できますか」とたずねるときはcanを前に出せば
よいということを、子どもがしっかりと押さえさせる。本時では基本表現の提示の際に、ALTとHTのジェスチャーを交えた会話を視聴させたり、板書を有効に活用したりしながらcanの使い方を理解させ、あとに続く動詞を自分が伝えたい表現に合わせてかえていけばよいといことを明確にしていきたい。