5年1組 八崎和美 アートマイルプロジェクトⅠ~台湾との交流~


本単元における知識創造
台湾の子ども達ともっと良く知り合うために,自分達の生活をWebで発信することを通して、その特徴を理解するとともに、伝えたい事が伝わるにはどのような内容,表現が適しているのかということを、相手の評価から理解し、自分の表現にいかしていくことができる



(1) 本単元における「かかわり」の活性化
 まず、何を解決するための時間なのかをグループ員一人一人が自覚する。そのための情報として,台湾からの評価を理解する。それを自分達のWebの修正に役立てようとすることに意識が向き、どのようなことをすればいいのかを出し合い,グループで一つの総意を得ようとする状態を活性化と考える。



(2) 「かかわり」を活性化するための手だて 
ゴールを意識したタイムスケジュールを立てる
 5年生の総合学習のゴールは、台湾の子と協同で絵を描くこと,その絵のテーマや内容はお互いに協同で取り組んできた学習であること,その協同学習は、協同のWebを作り、そこで展開していくことを理解し、本単元のWeb作成の意味とWebができるまでのタイムスケジュールを作成する。長期のタイムスケジュールと短期のタイムスケジュールを作成することによって、自分達の活動の見通し,意味が共通理解される。次にすることを決めかねている場がずっと減り,直接、内容の話し合いにすぐに入れるだろう。
ルーブリックを利用する
 まず,最初にWebというメディアの特徴を皆で考える。新聞などで情報を発信してきた子ども達であるが、これまでの発信手段とどこが違うのかを話し合う。その話し合いの中で,Webの特徴を知り,その特徴を観点としてルーブリックを作成し,それにしたがって発信し、評価を得る。
評価をいかす
 本単元のWebは相手を限定した発信方法である。その内容が興味あるものであったのかどうかは見た人が判断する。今までに,自分の作品に対して友だちからのコメントをもらって作り直してきた経験はある。しかし、今回のように,本当に相手にわかりやすい表現であるかどうかを突きつめて考えたことは少ないだろう。相手意識・目的意識を持った表現・発信のありかたを考えなければならない。さらに、それが良かったかどうかの評価を相手からの得ることで、自分達の表現を見つめ直すことができる。
 以上の3つの手だてを講じていくが,これら3つの手だては「場」を設定したにすぎない,そこで、それぞれのグループに教師が入り,インタビュー形式,対話形式を取りながら,子ども同士の話し合いを活性化していく。


ファイルイメージ

学習指導案6年3組学習指導案(PDF)