4年3組  ぼく・わたしは「名新聞記者」~○○新聞をつくろう~


本単元における知識創造

新聞の役割や作り方に興味をもち 取材活動を取り入れながら 自分の経験を客観的に見つめ直し事実を正確に伝え 相手意識をもってわかりやすくおもしろい新聞をつくることができる





本単元における「よさ」

目的意識・相手意識をもち、読み手に伝えたいことを確実に伝わる記事を作成することと、その ためにはどんなスキルを身につけなければならないかという方法意識を身につけ、実際の新聞作り に活かすことを「よさ」ととらえる。





「よさ」の共有のための手だて

 ① 可視化
 取材活動を経て、自分なりに納得のいく個人新聞を作成する。自分や友達が作成した新聞の長所や修正点を見つける際、以下の新聞作成におけるポイントの意味がみえるような可視化をしていく。


  • 5W1Hの意識
  • 見出しの工夫
  • 文字情報以外の情報の有効活用
  • わかりやすくするための工夫
  • 取材方法
  • 記事の組み立て方

 これらを観点として、個々の特徴を可視化することで明確にし、なぜその書き方がわかりやすい記事になっているのかに気づかせる。互いの記事の差異を浮き彫りにすることで、よい伝わる新聞の書き方とは何かに気づかせていく。

 ② 「かかわり」
 自分達で取材計画、記事作成計画などを積極的に行い、その計画を遂行していく中で、絶えず仲間と話し合いながら学習の進め方を調整していく。その際、個人で感じているよさはあくまでも主観的である。よりよい取材の方法、計画の実行の仕方、記事の作成の方法などを相互交流の中でつかませる。 
 また、新聞に取り上げる話題をめぐって積極的にグループで話し合ったり、準備したりする中で、グループ内でのよりよい討議の仕方や進め方なども体得していく。さらには、取材したいことを明確にして仕事分担し準備を進める方法を体得したり、伝えたいことを明確にもちそのための的確な取材活動を行い必要な材料を集めているかどうかをふり返ったりする。取材活動でつかんだポイントを相互交流の中で共有し、自分でも使ってみたい取材方法を取り入れて使っていくようにする。

 ③ 実践的自覚へのデザイン
3年生で学習したスキルを①記事を作成するための構成の工夫②様々な取材方法③レイアウトを工夫するまとめ方、の3点で、体得したスキルを実践的に活用しているかの実態を見とり、子どもにフィードバックする。さらに4年生で身につけようとしている新しいスキルに関しては、子どもが気付かない場合、教師の方で価値づけて学級における知的共有財産としていく。