家庭科・理論


家庭科における知識創造

日常生活にかかわる課題を解決していく活動を通して 日常生活に必要な知識や技能を自分にとって意味のあるものとして実感をもってとらえ 身につけながら 生活をよりよくするために生かしていこうとする営み





家庭科における「よさ」

家庭科における「よさ」を以下の四つと考える。
一つ目は、子どもが自分の日常生活に疑問や課題を見出し、なぜかな、よりよくしたいなどの思いを持ち学習への必要感を持って学びをスタートできることである。生活の仕方が一人一人違う基盤に立つ子どもらが、その違いを共有することで共通の課題をもち、みんなでその解決に向かう。子どもは自分とは違う生活の仕方や考え方を新鮮に受け止め、自分の生活の仕方だけが全てではないことに気づき、学習へ向かうことができる。
二つ目は、課題解決の方法が共通であったり個々で違ったりすることである。そのため課題解決のためには自ずと友達とかかわる必要が生まれ、多様な見方、考え方を知ることができる。
三つ目は、課題解決において、実践的・体験的活動を取り入れ、実感を伴いながら学ぶことができることである。単なる言語的な知識でなく、おいしい、涼しい、暖かい、心地よいなど、五感を伴う学びをすることができる。
四つ目は、学んだことを生活の中で自分なりに活用・応用しやすいことである。そして、できた喜びを感じられることである。
このように、知識創造のプロセスでそれぞれのよさが共有されていくことを重ねていくことで、自分の力で実践していこうとする意欲、実践できる力が育まれていくのである。




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