5年国語:豊かな言葉の使い手になるためには(その6)



サンプル8に、記憶に新しいロンドン五輪の松田選手と福原選手のコメントを取り上げ、「日本中を感動させた五輪選手は、豊かな言葉の使い手と言えるか」考えました。
最後のサンプルは、学年集会で実際にあった男子生徒の機転の利いた言動を取り上げ、「思いやりのある言葉を発した男の子も、豊かな言葉の使い手と言えるか」考えました。
話し合う前の、子ども考えのいくつかを紹介します。
○いくら加納先生の方が言葉を知っていても、福原選手の言葉には20年卓球に取り組んできた行動があり、そこに込められた気持ちを表した言葉だから、福原選手の方が豊かな言葉の使い手だと思う。
●メダルをとった人が言ったから感動しただけで、他の人が同じ言葉を言ってもただのふつうの言葉だから、豊かな言葉の使い手とは言えないと思う。
○相手の心を考えて言葉を発することができる人が豊かな言葉の使い手だと思うから、この男の子も豊かな言葉の使い手と言えると思う。
●この男の子は、やさしくてかっこいいけど、いつも同じように言葉に気をつけているわけではないので、豊かな言葉の使い手とは言えないと思う。