6年 国語開き
3時間もかけて、小学校生活最後の1年になる今年の国語科では、どんな授業がしたいか考え合いました。まず初めに、一人一人が自分の願いを言葉にして書いてみました。
授業後に集めてみると、どの子の授業像もとてもいいもので、嬉しくなりました。
次に、班ごとに自分の考えを出し合い、ホワイトボードを用いてまとめます。
お互いの意見を書き出すだけの班、マッピングする班、話し合いのメモに活用する班と様々です。
今後、ホワイトボードミーティングの方法を教える必要があると感じながら、今回は静観しました。
次は、班ごとにプレゼンです。
発表順を譲り合いながらも、全員が何らかの発表をすることができました。
声が届かない子、ボードに書いてあることを読み上げるだけで後ろ向きに発表してしまう子、照れくささに負けて笑ってしまう子、礼儀正しくお辞儀してから話し始める子、堂々と指示棒を使って説明する子。これも様々で、今後指導していく楽しみが増えました。
一方、聞いている方に目を向けると、多くの子が共感的に聞き入っています。
身を乗り出して前傾姿勢で聞き入る子、微笑みながら聞いている子、メモをとりながらもらさず聞いている子。中には、手遊びをしたりぼぉっとしているように見える子もいましたが、ぐっとこらえて黙って見守っていました。
2時間目は、前時の自分たちが「できたこと」と「できなかったこと」をふり返りました。
教師がダメ出しをして、子どもの意欲を殺いでしまわないように、自分たちで学べるようにと振り返ったのですが…。
とうとう我慢しきれずに、口を出してしまいました。
「言ってることと、していることが矛盾してない?」
「こういうのを、整合性がとれていないって言うんだよ。」
3時間目、もう一度全員で考えをまとめました。
試行錯誤の末、自分たちの力で、まがりなりにも目標とする授業像を打ち立てました。
「面白いときは面白く、真剣なときは真剣に、意見を交流する授業」です。
さて、来週から始まる詩の読みとりでは、どんな姿を見せてくれるのか楽しみです。