複式 情報教育(4年算数)研究発表会「広さを調べよう」
複合図形を切り貼りして既習の図形に変換し,面積を求める授業です。子どもたちが試行錯誤して解法を得る場面を自らiPadで動画撮影し,説明を加えながら発表しました。多くの解法を発表した後,「ではこれらに共通する考えは?」と本時の真の課題を提示しました。ここで子どもたちは各解法に共通すると思われる考えを既習と絡めながら発表し始めました。もちろん単独で自分の意見を言うのではなく,先に発表した友達の考えと関係づけて,よりわかりやすい説明にしていくことが重要です。子どもたちは知っている形,わかりやすい形から,長方形に変換することで既習である公式を適用することができるとの結論に至りました。ここに,適切なICT活用により,問いを発し合い,理解が深まったといえると考えます。
複式学級での「渡りのスタイル」
参観者の多くの方はこの渡りスタイルに興味を持っていらっしゃいました。本学級では課題提示,個別解決,話し合い,まとめを学年を行き来するオーソドックスなスタイルで進めていますが,教師不在時の「ガイド」を決めていません。各学年とも主体的に取り組んでいることから,自発的にガイド的な任務を行う子が前に出て進めています。本学級での自発的な渡りスタイルが形作られています。