3年 情報教育 めざせ!考える達人!
本校の情報教育は「ICT機器の活用」と「思考スキルの活用」を二本柱にして研究・指導を行っています。そのうち「思考スキルの活用」では,多種の思考スキルを必要に応じて使い分け,より良い解を導く問題解決能力を高めることを目指しています。あふれる情報から必要な情報を選び,活用していくことは,今後重要な能力として考えられます。
「問題」は,「解決しなくてはいけないこと」:すなわち,授業中での興味ある課題(答えを出したい,もっと探究したい!)と,生活上の問題(皆が気持ちよく生活できるように,バスマナー等)があげられます。しかし,追究するためのテクニックがないことには机上の空論をこねくり回すだけになりかねません。そこで,「より良く考えることができるためのアイテム」:思考スキルを習得します。いくつものスキルを使いこなし,目の前に発生するいろいろな問題を首尾よく解決することができるように学習を行います。
先日は「比較する」能力の育成として「ベン図」を使用しました。練習問題「パンとご飯を比べる」では,それぞれに共通する点,視点を同じくしたもので異なる点を考えました。続いて本番,「きゅうりとワニ」?!頭を振り絞って共通点,相違点を考えていました。最後に「バスとiPad」,なかなか鋭い視点での意見が多く出ており,早く他の班の考えを知りたいようでした。