「うわあ、くっさい。」
子どもたちから発せられた言葉。塩酸に鉄やアルミニウムをとかす実験をした時のことだ。
水溶液の中には、金属を変化させるものもあることを子どもは五感、とくに臭いを通して感じていたようだ。このときの臭いが、今後の学習で生かさなければいけない。
今回は、そのとけた金属を取り出せるかどうかを実験した。取り出せると予想した子どもがほとんどであった。
「でも、もとの金属とは違うような気がする。」
と、子どもは考える。
「だって、あんなに泡を出して、あんなくっさいにおいを出していたんだもん。」
臭いのときの気づきを、自分の予想の根拠に生かして考えをもっていた。

さあ、取り出した金属はもとの金属と同じだろうか。次回がとても楽しみだ。