1年3組 算数 3+9の計算

(1)算数のよさや美しさに気付く足場作り
「たまごはあわせていくつでしょう?」
はじめに3こ、あとで9この写真を提示した。
立式の段階で、9+3か3+9かで、話し合いになった。
前時までは、9+○、8+○、7+○の計算方法を学習していたからだろうが、
本時との違いに注目させるのに、混乱させてしまった。
しかし、3+9の式だと確認したことで、
「今日は、うしろが大きい数なんだね。」
「前にさくらんぼを作ってもいいのかな?」
と問いをもつことができた。



(2)考えを洗練していく話し合い
「9+4の時は、うしろにさくらんぼをつくったけど、前にさくらんぼをつくってもいいのかな?」という問いを全体に広めた。
前にさくらんぼとは、3を2と1にわけて計算すること。
うしろにさくらんぼとは、9を7と2にわけて計算すること。
ノートには、図や言葉で自分の考えを書く姿が見られた。
閑雅を交流する場面では、10のまとまりをどこにつくったのかを説明することで、
「どちらでさくらんぼをつくって計算してもいい」
というまとめを子どもたちがつくっていった。


(3)学んだものを知恵にする場面
適用問題4問とチャレンジ問題4問を提示した。
適用問題は、どちらをさくらんぼにしたのかが分かるようにノートに書き込ませた。
ほとんどの子どもは、自分のしやすいさくらんぼをつくって計算していた。
しかし、式によってさくらんぼを前やうしろへ使い分けている子どもがいた。
次の時間に全体に広めると、「式をみてかえたんだよ。」「10のまとまりをつくりやすいほうでさくらんぼをつくったんだよ。」という意見がでた。


ファイルイメージ

指導案