1の1生活科 「あき うきうき どっきどき」

 先日は、アサガオのつるでリースをつくり、「うきうき どっきどき」しました。
 その後、ドングリごまをみんなでつくったことをきっかけにして、
「ドングリごま大会をしたいな!」
「他の秋のものでも遊びたいね!」
「今度はマツボックリで的当てをしたいな!」
・・・・・と、活動が拡がっていきました。

 さらに、
「一人でつくるんじゃなくて、『みんなで』したら、もっと楽しくなる!」
「またつき組さんを喜ばせたい!」
という思いが出されたことから、
「秋」のものを使って、お店屋さんを開こうということになりました。
 つまり、秋のお店屋さんで「うきうき どっきどき」しています。

 今日の授業では、ペアグループでお店屋さんごっこをしました。
お店屋さん役とお客さん役に分かれ、気付いたことを交流し、
さらに「うきうき どっきどき」するお店にするにはどうしたらいいか、
話し合い、工夫してつくりました。

 手だてごとに分けてお話します。

(1)思考と表現の一体化を促す場
 自分自身の気付きと友達の気付きを関連づけて考えることができるよう、
以下の視点から4色の付箋を使いました。
<お店屋さん>
ピンク・・・うまくいったところ
水色・・・うまくいかなかったところ
<お客さん>
黄色・・・うきうきどきどきしたところ
緑・・・もっと~してほしいなというところ

 子どもたちは、自分自身の気付きが何色の付箋に該当するのか、
自分の中でいったん整理しながら考え、表現することができました。
また、付箋を色ごと、さらに内容によって分類することで、
「これとこれは一緒のことだから・・・」
と、気付きを関連づけて考える様子が見られました。

 さらに、水色や緑の付箋がなくなって、ピンクや黄色の付箋が増えれば、
もっと「うきうき どっきどき」する秋のお店になる!ということがわかりやすく、
水色や緑の付箋に書いていることをどうに解決しようと作戦を考えていました。

 その後、考えた作戦を赤鉛筆で付箋に書くことで、
「何をすればよいのか」という見通しをもち、活動することができました。
自分たちのしたことを視覚的に記録していくことで、
自分の成長にも気付きやすくなります。


(2)伝え合い交流する場の工夫
 今日の授業では、グループごとに解決の場をもち、活動した後に、
全体の場でのアドバイスタイムを設けました。
 今回はどのグループも自分たちで解決策を見つけることができたので、
他のグループからアドバイスをもらう場面は生まれませんでした。

 そこで、次回は、工夫してつくり直したお店を、
再度同じペアグループの人たちに見てもらうことで、
頑張りを認めてくれる存在に気付いたり、
自分たちのお店の成長を実感したりする場になるといいなと思っています。



ファイルイメージ

指導案