1の2 体育科 ボールけり遊び
ボールけり遊びの2次の1時ということで、「ファイヤーパスゲーム」をしました。
このゲームは2チーム対戦型のゲームで、ボールを蹴ったりボールに合わせて体を動かしたりしながら攻防を楽しむゲームです。本時はこのゲームを初めて行うため、ルールを理解することをねらいとしました。
ルールやコートは強く蹴る、そして狙ったところに蹴る必要感のあるものとし、いっぱい蹴って蹴って、そしていっぱい動いて運動量のある内容となっています。
まだまだ技能が未熟な1年生に、蹴るという動作に集中させるために、ボールを蹴る以外の止める時や運ぶ時には手を使っていいというルールにしました。
やってみると子どもたちは相手に取られないように強く蹴ったり、相手のいないところを狙って蹴ったりして楽しんでいました。キャッチャーの子もキッカーにボールを返したり得点を入れたりと走り回っていました。相手チームもパスが通らないようにと必死でボールを追いかけます。
1ゲームが終わり、「どうだった?」と聞くと、「ボールを止めたり運んだりする時も手を使えないルールにしたい。」という意見が出ました。理由は、「わたしはまだ強い球が蹴れないので、手を使って止められるとパスを通すことができません。まだまだ苦手な子たちがいるし、みんなで楽しむためには苦手な子でもパスが通せるルールにしたい。」ということでした。本時ではルールを理解することまでだった教師のねらいを超えて、ルールについて話し合うことができました。
試しにそのルールでやってみると、パスを止めることが難しくなり守られにくくなりました。しかし、ボール操作がままならないため、蹴る位置までボールを運ぶことも難しくなりました。そうすると蹴る回数は減ってしまいます。
次の時間にまた話し合っていきたいと思います。
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