4年国語 プラタナスの木③


11/11(水)第二次の2時間目。いいと思った感想文のわけを話し合う。
  国語で、文章が上手だった人の10位ランキングが発表されました。わたしは前、お母さんに文章を見せたら「理由ばっかり書きすぎ。」と言われたので、ぜったいにランキングに入っていないと思ったけれど、10位だったのですごくうれしかったです。うれしいな。
  みんなの感想文の中からベスト10を選びました。だれがえらばれたかどきどきしました。10~1位が発表されました。1位はOさんとIさんとYさんです。みんなすごいなと思いました。ぼくも上手に書けていると思いました。ぼくもまねできるようにがんばりたいです。
  読書感想文のランキングで1位に選ばれました。加納先生も選んでくれたし、1位を発表するときにみんなが僕に期待してくれたのでうれしかったです。夏休みにやった時はものすごく下手で、お母さんもよくつきあってくれたなあと思います。しかし、そのくろうが今むくわれました。頑張ってしたことは必ずいい方向に向くということが分かりました。
  みんなで選んだ「いい感想文ベスト10」が発表されました。私は思ったより上手く書けないから、もうだれ一人選んでくれなかったんじゃないかと思っているくらいでした。しかし、1位(3人)の中の一人に選ばれて、こんなに選んでくれた人がいたと知ってびっくりしました。あの時は最初は「えっ?」とびっくりしたけど、うれしかったなあ。次書くときも、みんなに「すごい! 上手!!」と言われたいし、思われたいです。だから次もがんばろう。
→ 学ぶ意欲は、ともに学ぶ仲間から認められたり、期待されたりすることで大きくなることの実例です。この子達はかかわりの中で学ぶ楽しさを味わっていると、受けとめました。
もしかしたら(I男)
  家に帰って「プラタナスの木」のことを一生けん命考えました。みんなをなっとくさせる意見を考えていたら、おじいさんが「マーちんの祖父母の近くの木によろしく」と言っているし、台風が来たときに、おじいさんのえがおがぼんやりとしてきえてしまって、マーちんたちがきづいたらプラタナスの木がきえていたから、ぼくもおじいさんはプラタナスの木のようせいだと思いました。意見がかわってしまってすいませんでした。
→ 学ぶ意欲は、教室に留まることなく家庭学習にもつながります。この日の授業で、A子のふり返りを取り上げ、「特にIさんの理由が聞きたいげんて。明日の授業でどんな話し合いが広がるのか、みんな楽しみにしてるよ。」と発破をかけたのでした。
  改めて考え直したI男は、自分の意見が変わってしまったことを謝っています。話し合いにならなくなってしまったと思い込んでいるようです。実際は、同じように考えてきた別の子たちが、A子やI男たちと対峙し、話し合いが進んでいきました。


11/12(木)第二次の3時間目。互いの感想文の中から涌いた疑問について解釈を話し合う。
  プラタナスの木の勉強をしました。今日は、おじいさんはどうなったかについて話し合いました。おじいさんは木の精れいだという説と、ただの人間説がありました。どちらもなっとくできませんでした。くやしい~!
  明日は研究発表会です。私の目標は二つです。一つ目は、当てられなくてもいいから、3回は手を挙げることです。二つ目は、ちゃんと人の話を聞くことです。聞かなければ何も分かりません。だから、発言はできなくても、人の話だけは必ず聞きます。
→ 一つの対立軸を設け、互いを説得する意識で話し合うのですが、45分内に全ての子が発言することはなかなかできません。授業者は、つい発言者に目が向きがちなのですが、聞いているだけの子も考えていないわけではないのです。また、自分の意見がはっきりしない子も、必死で考えていることが「くやしい」という感情に表れていると思いませんか。