2の2 音楽②


2年2組では、鍵盤ハーモニカの合奏に取り組みました。
二部合奏の「ベートーベンの喜びの歌」の合奏で、1st と 2nd の役割を考えたとき、子どもから「1st は主旋律」「2nd は 1st によりそう、重なる」役割、という考えが出ました。じゃあ、そんな風に意識して演奏してみよう、と何度か合わせをしているうちに、だれかが「まるで、肉まんみたい。全体をフワフワに包み込む皮が 1st で、味の濃い具が 2nd だ!」と言い始めました。なるほどなあ、と感心しながら、「じゃあ、耳に美味しい肉まんを耳で食べよう!」ということで演奏が仕上がりました。
 三部合奏の「モーツァルトのロマンス」の譜読みが終わり、では2パートずつ合わせてみよう、となったとき、子どもは『じゃあ、「モーツァルトのロマンス」の役割はどうなんだ?』という話題で盛り上がりました。担任としては「ロマンス」という言葉から、「肉まん」よりも少し大人びた、ロマンチックな喩えを期待していたのですが、最終的にみんなが『ぴったり!』と感じたのはなんと「ギョーザ」でした。1st はギョーザの皮、2nd は中に包まれた具、3rd はたれ、ということです。3rd はたれ、というのが何とも上手いなあと思いつつも、さすが2年生はロマンスより食欲!そうだなあと納得。で、合わせを進めていくと、「今のは皮が厚すぎる」とか、「味が濃すぎ」とか「たれがなくても結構うまい」とか、なるほど!と感心する反応が返ってきました。最後には、バランスのよいギョーザ、ではなく「ロマンス」が仕上がり、耳に満足な味わいで終了することができました。