2年 国語 スーホの白い馬


 研究発表会1日目は、スーホのもとに戻ってきた白馬が死んでしまう場面でした。スーホ、白馬お互いへの思いが一番伝わってくる、自分のベスト白馬♥やスーホ♥を交流しました。矢に射られ、滝のような汗を流しながらもスーホのもとに戻ってきた白馬の様子から白馬♥が伝わってくるという子、夢中で馬頭琴を作るスーホの様子からスーホ♥が伝わってくるという子。どの子もどうして♥が伝わってくるのかの、わけも話しながら考えを発表していました。全体で交流をした後、それぞれでもう一度、今のベスト♥を考えました。友達の考えを聞いて、自分のベスト♥が変わった子、やっぱり自分のベスト♥が変わらなかった子、子どもの変容はそれぞれでしたが、友達と考えを交流しながら、自分の考えを見直していく「考える子」の姿が見られました。
 2日目は、自分が選んだ「赤羽末吉作品」のブックミーティングの準備です。スーホの白い馬では、みんなの感想から学習課題を作り、みんなで話し合ったのですが、ブックミーティングでは、作品のグループ別に、話し合いのテーマを自分達で考えます。それぞれが考えたテーマを持ちより、ホワイトボードを使いながら、グループで話し合ってテーマを相談する「考える子」の姿が見られました。
 協議会では、子どもの意見の変容を教師がどのように見取るかについてや、教科書の挿絵ではない「赤羽末吉作品」に授業者がこだわった理由について、また、ブックミーティングでのテーマの作り方や、テーマの質について、質問やご意見をいただきました。質問やご意見をいただく中で、自分の実践をもう一度見直し、考え直すことができました。ありがとうございました。



研究発表会のあと、グループごとにブックミーティングの本番を行いました。一冊の本を真ん中にして、子どもたちが顔を寄せ合い、楽しそうに、でも、真剣にミーティングを行う姿が見られました。子どものふりかえりを紹介します。
【ふりかえり】
 わたしは、ミーティングで友達より早く?のところを言ったんだけど、友達がどんどん自分の?について言ってくれたので、?のところがちょっと分かったような気がしました。自分が思っていた?が、消えたような感じと広がったような感じがしてよかったです。「どうしておじいさんは、自分のかさを作らないの?」の?が、友達の話を聞いてなるほどと思いました。