2の1 生活科 「うごいて わくわく おもちゃランド」 研究発表会

 研発表会当日は、<自分のおもちゃをパワーアップさせよう>という課題で、うごくおもちゃのパワーアップ活動を行いました。前時までに、「おもちゃがパワーアップするって、どうなることなのか」をグループごとに考えて、そのパワーアップの目標を立てました。
 パワーアップ活動では、自分の作ったおもちゃの動きがよりよくなるように、いろいろ試したり、工夫したりして、動きを確認していました。途中で、グループでパワーアップアドバイスを付箋に書き、友達のしているパワーアップも知り、試せるようにし、どんどんパワーアップさせていきました。
 パワーアップできたおもちゃを使って、「おもちゃランドを作りたい!年中さんを呼ぼうよ!」と次時の思いや願いを持って授業を終わりました。



以下は、授業についてのふりかえり、協議会での話し合いについてです。
★「自分のおもちゃをもっとパワーアップさせたい」→「もっと遠くまで走らせたい」等、具体的な目標をもつことで、そうなるように意識して意欲的に活動できていた。子どもの「やりたい」という気持ちが大切!
★パワーアップ活動は、同じおもちゃごとで編成されたグループでの活動だった。一人では考えられない子は友達と一緒にしたり、他の子からアドバイスをもらってやってみたりと、協力して活動できているグループもあった。しかし、一人で黙々とパワーアップに夢中になる子どももいた。また、途中でパワーアップアドバイスとして、付箋に改良策や成果などを書いていく時間を取って、アドバイスを共有できる時間としたが、そのアドバイスが共有されていなかった様だった。グループみんなで目標を立てて、同じ方向を目指しているので、グループ活動の意味がもっと表れるとよかった。
★パワーアップ活動開始20分頃に、子どもを一度集め、目標で出た視点、速く、遠く等パワーアップできたかどうかを聞いた。聞いただけで、またすぐに続きのパワーアップ活動に戻ってしまったが、パワーアップできた子が具体物でパワーアップしたところを見せる場面 があると、子どものパワーアップへの目標や意欲がもっと高まったのではないかと考えられる。
★パワーアップ活動の後に、グループで改良策を書いた付箋を整理し、クラス全体でパワーアップを共有する場を設定した。全部のグループに発表させたが、ゴム、風と素材が違うものが混ざるので、ぼんやりした発表になった。ゴムだけで、風だけで交流しても良かったのではないか。また、今回はグループで「こうパワーアップしたい」という目標を立てて、「グループのみんながパワーアップできるようにがんばろう」と言っていたので、グループでのパワーアップの仕方が一番良かったグループに発表させて、(時間もあまりなかったので)他のグループはどうだったか、次時の時間へと持ち越してもよかったのではないか。

 今回は、文字言語が多い授業だったとのご指摘がありました。生活科では、「体験」「活動」がとても大切なこと!音声言語も増やし、「体験」「活動」を意識して、今後も実践に取り組んでいきたいと思いました。