5の1 国語 「グラフや表を用いて、読み手に自分の考えを伝えよう」1日目

 研究発表会1日目は筆者が表、写真、図、グラフを用いた効果を見つけていく楽しさを味わう授業を目指した。
 前時に説明のしかたの工夫を見つけさせたものを想起させることで、その資料の必要性に触れることで課題意識をもたせることを手だてとしたが、本時の冒頭ではそこまで気付くことができていない様子だった。本時の学習で資料の効果について話し合い、聞き合う中で
・表は数字で表すことで文章が短くできる。
・写真を使うことで形や色などがわかり言葉だけでは伝わらないことがわかる。
・グラフは差がわかるので変わり方や変化がわかる。
・図はマークがあり広い範囲の様子が想像しやすい。
ということに気付くことができたと感じた。
 かかわりを通して言葉を拡げるために、まず一人一人が自分の考えをもつように一人学びの時間をとることにした。授業の時間では自分の意見をもてない子も中にはいたので、事前に宿題で自分の考えをもたせるようにしたり、ペア学習での時間をとったりすることで自分の考えをもたせるようにすればよかったと感じた。
 言葉が生きて働く場を設定するためにふりかえりの視点で意見文を書くときに子ども自身が単元のゴールを意識できるように手だてをとった。視点を与えることで、意見文を書くときに表やグラフを用いて書きたいというふりかえりを書く子がいた。しかし、これは教師側が視点を与えたからであって、そうでなくても子ども自身から自然と意見文を書くときには文章を短くするために資料を使いたいとか、説得力をもたせるために資料を使いたいという声が出てくる手だてを今後考えていきたいと課題が残った。