6の3理科「太陽と月の形」


課題は「月の見え方はどのように変わるのか」として学習を進めた。
今日の朝、空には月が見えていた。子どもに「どんな形で見えたか?」と問いかけたところ「左半分の形に見えた」と答えた。意外にも見ている子どもが多かったことに驚いた。その他に、どんな形の月を見たことがあると聞いてみたところ、いろいろな形が子どもから上がった。これを聞いたのは、本時の課題を考える際の根拠を子どもにもたせるためである。その上で、この後どのように月の形が変わるのかを予想させた。すると、二つのパターンの考えが出された。
1.けずられていく。(欠けていく)
2.大きくなっていく。(満ちていく)
10班中、1と予想したのが8つの班、2と予想したのが2つの班であった。
これらの予想のもと実験した。
実験は、白い発砲スチロールの球を固定させて、自分が球の周囲を回るのだ。左回りと右回りでは形の変化の仕方が違うと子どもから意見が出された。左回りでは1、右回りでは2と結論付けた。結局、月の動き方が決まらなければ、結果をはっきりすることができない。しかし、これは第4学年で既習済みである。月は東の空から南の高いところを通って、西の空に沈むのである。見かけ上では、反時計回りである。反時計回りなので、左回りである。

子どもは月の見かけ上の動きと今回の月の形の変わり方を関連付けて考えることはできなかった。そこで、観察することにより1か2の結論を出すことになった。

金曜日に結論が出る。どのような子どもの反応が出るか楽しみだ。