4年3組 国語「ウナギのなぞを追って」③
子どもの「考える姿」がうかがえる「あゆみ」を紹介します。
1/23(土)ウナギ Kさん
国語の授業で勉強しているウナギの子どもと卵についてくわしく調べた。水産庁のホームページでウナギの卵と生まれたてのレプトセファルスの写真を見つけた。お父さんとその写真をかくだいして、定規ではかり計算してみた。卵の中に入っているレプトセファルスは体が曲がっているのでひもではかり計算した。答えは生まれたばかりのレプトセファルスは3.0mm、卵の中に入っているレプトセファルスも3.0mmだった。私の予想とちがう!
ほとんどの子がKさんと同じように、純粋に説明文の内容について興味を抱いていました。
それだけ魅力的な教材だと言えます。説明の仕方が上手なのです。ということは、学ぶべき価値もあるということです。子どもたちはそこに気づけるのでしょうか。
1/26(火)国語の授業 Oさん
久しぶりの国語でした。国語係が先生の代わりをしました。今日は、前みたいに教科書から根拠を探し出せる課題が決まっていなくて、勉強したいことの中から課題を見つけることが宿題になりました。先生が宿題に出してくれたから、次の時間はそれを出してもらって、そこから勉強が広がり深まるといいな。
この間、自学に授業の進め方を書いたときは、うまくいくと思っていたけど、なかなかうまくいかないなあ。
<反省点> 私自身が課題を考えてなかったし、その場で思いつかなかった。
<進め方>①授業の最初に音読
②段落ごとに宿題の発表
③課題の中で順番をつける。
気をとり直してがんばるぞ。「私は~と思いますが、どうですか?」が言えるといいな。よし、教科書の音読だ!
国語係のOさんは、授業の司会を担当しています。思ったようには進まなかった授業を省察し、次の授業に生かしたいと考えています。この姿勢は、プロ教師と同じです。
1/27(水)ちがうのかあ Nさん
「ウナギのなぞを追って」を勉強しました。ぼくは、問いの文は「ウナギはどんな一生を送る生き物なのか」だと思いました。理由は、p77に「その研究の第一歩として、たまごを産む場所を見つける調査が始まった」と書いてあるから、第二歩もあるということだと思ったからです。それにあてはまるものをさがしてみました。すると、第二歩は「なぜこんな遠くまでたまごを産みにやってくるのか」というところにあてはまるから、すべてウナギの一生に関係しているから、「ウナギがどんな一生を送る生き物なのか」だと思いました。ちがうのかあ。
授業に納得のいかなかったNさんのつぶやき。いよいよおもしろくなってっきました。
1/28(木)国語 Sさん
「ウナギのなぞを追って」を勉強しました。「はじめ・なか・おわり」を考えました。班で話し合った時、Uさんの意見がとってもびっくりしたしおもしろかったです。説とくさせるためにがんばってしょうこをさがして言いました。とっても楽しかったです。
国語の授業 Oさん
国語係と加納先生の決定的なちがいを発見しました。それは「話し方」です。加納先生は「なんで~じゃないがん?」って、気軽に話してるけど、国語係は「~ですか?」と話します。確かに加納先生の言い方の方が答えやすいと思う。しかも加納先生は、個人個人にやさしく聞けるけど、私たちは全体にしか聞けない。もし聞けたとしてもみんな答えてくれるかな? はて、どうしよう? 加納先生の方言は分かりやすいし、やさしいし、答えやすい。けど、私が方言を使ったら… それより私、金沢弁、きんちょうしたら話せんわ。けど、「話し方」だけの問題か?
前半を国語係が、後半を私が担当することになった日の二人のふり返りです。
後半盛り上がった分だけ、国語係のOさんは責任を感じているようです。
Oさんの学ぶ力は、ひょっとして教生以上かも!
2/2(火)むずかしい Kさん
「むずかしいなあ。」みんなの発言を黒板にまとめて書くのはむずかしい。発言したことを全部書くと時間がかかり、他の人の意見が書けない。いいポイントを見つけて書きぬく、まとめて書くというむずかしいわざをいつもしている先生ってすごい。そんな加納先生に質問です。どうしたらみんなの意見をまとめて黒板に書けますか。
司会だけでなく、板書を担当しているKさんも悩んでいます。
いくつかの板書の写真を比較し、気づきを促しました。
色の使い分けや記号、配置などに考えが及んだようですが…。
今、4の3は、1年のしめくくりにふさわしい学びをしています!