4年社会 水はどこから

 本時では<末浄水場ではいつでも安全できれいな水をつくるためにどんな工夫をしていたかな>という課題で学習を進めました。
 子どもたちには事前に浄水場を見学して見つけてきた工夫をノートに「事実(工夫の内容)」と「解釈(なぜそのような工夫をするのか)」に分けてまとめておいてもらいました。
授業が始まるとたくさんの子どもたちが一斉に挙手しました。「自分の見つけてきた工夫を伝えたい!!」という意欲が見られました。
 「いつでも」、「安全」、「きれい」というキーワードごとに工夫を出していくと末浄水場ではたくさんの工夫がされていることがわかりました。次に、子どもたちに末浄水場で働く人はどんな思いで毎日働いているかをたずねてみました。「金沢市の人に安全できれいな水を飲んでもらうために頑張っている」や「安全でいつでもきれいな水を市民の人に安心して飲んでもらえるように頑張っている」などの意見を出してくれました。そこで、事前に用意した末浄水場の職員さんからの手紙を見せました。手紙に書かれていた内容は子どもたちが予想の段階で出したキーワードとぴったり一致していました。手紙を読むことで末浄水場で行われている工夫は全て働く人の思いとつながっているということに気付くことができました。
 とくに、「いつでも」を守るために緩速ろ過方式の「少ない電力でろ過ができる。」という特徴が重要であることに子どもたちは気付くことができました。「いつでも」の意味は「どのような状況でも」という意味であり、たとえ災害時であっても市民に水道水を供給するために施設の面でも工夫しているということがわかりました。