道徳 2-(3)友情
子どもの心を揺さぶる手だてとして「アスプロ思考」を取り入れた授業をしています。
「アスプロ思考」とは、本校独自で考えた思考の姿です。
自分の思考と他の思考とを、比較したり吟味したりするための思考で、この思考を取り入れることで、
より子どもが道徳的価値について深く考えることができるのではないかと思い、授業の中に取り入れています。
今回の1年生の授業では、「意地悪をしたくまさんが困っているとき、助けたいか、助けたくないか」について、アスプロ思考をしながら考えていきました。
「たとえ相手が意地悪であっても、助けるのが友だちだ」という道徳的価値について、
「助けたい」か「助けたくない」かを問うことで、どちらの気持ちにもふれることができます。
また、赤白帽を使って、立場を可視化することで、より「あの子の気持ちが聞きたい。」、
「反対の気持ちの子はどうしてそう思うのだろう。」と、交流したくなる意欲を高めることができました。
「アスプロ思考」は、昨年度本校で生み出したものなので、今後も、どの場面でどのように「アスプロ思考」を取り入れていけばいいのか、その有用性についても考えていきたいです。