4-1 昔の道具とひとびとのくらし

 昔の道具から当時のくらしについて考えるための導入として洗濯板に焦点をあてて考えました。はじめて洗濯板を見た子どもたちは「こんなんで汚れ落ちるのー?」「どうやって使うのかな?」など興味津々の様子でした。使い方を教科書で調べましたが、使ってみてはじめて気づく大変さや工夫を知ってほしくて、実際に洗濯板で洗濯をすることにしました。
 下の写真はそのときの様子です。「腰が痛い」「手が痛い」「水をかえるのが疲れる」など大変さをよく実感していました。一方で、洗濯板の溝のカーブのよさや、汚れを集中的に洗えるというよさにも気づくことができ、経験することの大切さを子どもも教生先生も教師もあらためて実感することができました。
 この次の授業では、洗濯板→二層式洗濯機→全自動洗濯機という道具のうつりかわりをしらべ、それぞれの比較をすることで、洗濯のようすのうつりかわりに注目していきました。