4-1 【理科】 物の体積と温度4

http://partner.ed.kanazawa-u.ac.jp/fusho/research/practice2016/entry-5969.html

前回の授業は,研究授業だったので参観者からのご意見を元にふり返ってみます。

○水の体積変化と空気の体積変化をもう少し比較するようにした方がよい
これは私も学ぶ楽しさを味わうの手立ての一つとして「水と空気の体積変化の違いに気づかせ る」ことを指導案にも書いていました。しかし、今回は「水の温度による体積変化を調べる」という課題を教師主導で出したため、あまり子どもには空気と水の比較という意識がなかったのかもしれません。

○本時は「試験管を手で温める→お湯で温める→ガラス管を取り付けてお湯で温める」という流れだったが「試験管を手で温める→変化が分かりづらいからガラス管を取り付けて手で温める」という方法もある。この辺りが子どもの見取りによって変わる部分であろう。
本時では初めに手で温めた後、子どもから「もっと温度を上げて温めたい」という声が聞かれたため、このような実験手順を踏みました。しかし、「手で温めているだけじゃ良く分からない」「減った気がする」「増えた」などの声もあったことから、「変化が分かりにくいからガラス管に閉じ込めて変化を大きくしよう」という手順でも良かったのかもしれません。

水の体積変化が変化が分かりにくい実験をした場面で子どもの反応や結果の話し合いに時間をかけても良かったのでは。
たしかに、変化の分かりにくい実験で、子どもが結果を話し合うことで「水は温度による体積変化が空気と比べると小さいのでは?」ということに気づいたのかもしれません。

試験管の扱いをもう少し慎重に。試験管立てなどを準備しておくと作業がしやすい。
初めの実験では、子どもが手に水の入った試験管を持ちながらマジックで水面の線を試験管に引く、という活動をしていました。試験管立てを準備しておくと活動はしやすかったと思います。


参観してくださった先生方、ありがとうございました。