4-1 【理科】 物の体積と温度5

http://partner.ed.kanazawa-u.ac.jp/fusho/research/practice2016/entry-5969.html
前回の授業では水をお湯で温める氷水で冷やすという実験をしてみました。
その結果、「水は温めると体積が大きくなり,冷やすと体積が小さくなる」ことを確認することができました。実は空気を体温以上の温度で温める実験はまだやっていません。
そこで本時では<空気をより高い温度(お湯で温める)とどうなるか>を実験してみることとしました。

行う実験は2つ。

・試験管の口に洗剤の膜をつけてお湯で温める。
・試験管にガラス管を取り付け、寒天をつけてお湯で温める。

子ども達は、空気の体積変化の量がまだはっきりとはつかめておらず、
「洗剤の膜が大きくなる」
「寒天の動く高さは、水の時の倍くらい」
という予想がほとんどでした。

しかし実験をしてみてビックリ!
洗剤の膜は空気の体積変化により想像以上に膨らんだり、割れてしまったり、シャボン玉となって飛んで行ったものも。
寒天はものすごい勢いで上まで動き、飛び出してしまうものも。
あちこちで歓声があがりました。




この実験結果から「空気をより高い温度で温めると水のときよりも体積は大きく変化する。」ことを確かめることができました。水と同じ実験をしたことで、水と空気の体積変化の違いをつかむことができたと思います。
これらの結果をもとに、空気と水の温度による体積変化をまとめていきたいと思います。