複式「目指せ!考える達人!」問題解決力を伸ばそう②

ステップ2 重要問題を選んで「問い」を立てる
 「問い」とは,解決したい問題に対し,具体的に何をどのようにするかを示したものです。この解決に向かう「問い」を立てないと,単に問題を指摘するだけで終わってしまいます!
 まずは,ステップ1で作成した問題の中から,特に解決したいと願う問題:重要問題を選びます。解決に直接結びつくかを考えて決めるとともに,この問題1本で進めていくので真剣に選びます。
 また,前回のカテゴリに当てはめる作業をもとに,なるべく他の班と重ならないほうがいいですね。そうすれば,学級全体で多方面からのアプローチを行うことができます。

 上では取り組む重要問題を1本選びました。しかしそれだけでは,「何をどのように解決したいのか」が分かりません。そこでいよいよ,「選んだ問題に対して,”具体的に”自分は何に取り組むのか」という「問い」を立てます。
 「問い」は,次の形式で書きます。
◯◯なので(背景:選んだ問題そのまま),△△にするために(目的:こうなってほしいという願い),どのように××するか(取り組み:具体的にすること)

 目的は一つに,取り組みは具体的に,また,目的と取り組みが同じ内容にならないように,などに注意して「問い」を完成させます。
 さあ,これで問題に対して何に取り組むのかがはっきりしました。次回は解決に向かうための具体的アイデアを考えます。