6年 家庭 レッツ クッキング Part4 ~1食分の食事~ ②
1時では,献立を立てることに対する関心を高める学習を行いました。
続いての2時では,「粉ふきいも」と「じゃがいものきんぴら」の調理の仕方を学習しました。じゃがいもは年中手に入れることができ,家庭では常備菜となっています。小学校のB領域の最後の学習ということもあり,「ゆでる」「いためる」調理をみんなができるようにするために,この素材を選択しました。また,これまでに根菜の調理をしていないことも選択した理由です。「粉ふきいも」も「きんぴら」もじゃがいものみで調理することができることで「ゆでる」「いためる」に焦点化して学習することができ,皮むきもできます。さらに,1素材であることから,45分で調理実習が行うことができることも利点です。
3時,4時で調理実習を行いました。1グループ4人(A,B,C,D)で,ペア1(A,B)が粉ふきいもを調理したら,ペア2(C,D)はきんぴらを調理します。1グループの中でペア1と2に分けることで1種類で多くの調理器具を用意する必要がなく,ガスレンジを使うタイミング,まな板を使うタイミングがずれるため,安全に調理を行うことができます。また,ペアであることから活動量を十分に確保することができ,分からないとき友達にきくこともできます。
皮むきはピーラーを使わなかったため苦戦している子がたくさんいました。しかし,2回目の調理では,1回目に比べずいぶん上手くなっていました。家で練習してきた子もいました。やはり,数をこなさないと,なかなか上手くなりません。45分で調理実習を行うことにより,複数回調理を行うことができ,技能の定着に有効であると考えます。
きんぴらというと,ごぼうが真っ先に思いつくかと思いますが,学校で調理したことで,その日のうちに家庭で調理した子がいました。このように,家庭で実践するきっかけとなる学習を積み重ねていきたいと考えています。