2年 分けた大きさ
折り紙を半分の半分に折ってできた大きさの表し方を考えました。
前時に折り紙を半分に折ってできた大きさを1/2ということや表し方を学習していたので、
すぐに「1/4」という反応が返ってきました。
知識として、またはこれまでの生活の中で、半分の半分は「四分の一」であると理解していたと捉えました。そこで、学習課題を<どれも1/4かな>としました。
実感をともなって理解させるために、折り紙を使って操作をする手立てをとりました。何度も挑戦できるように十分な量の折り紙を準備しました。
折り紙を多様な折り方を考える中で、どの折り方も、「同じ形が4つ→同じ大きさが4つできるから、もとの大きさの1/4である」ことを実感していきました。
ところが、折り紙の経験から、1/2の三角形の高さを半分にした、半分の半分の折り方が出てきました。すると「1/4じゃないよ。だって・・・」と説明を始めました。
なんとなく「全部1/4になるだろう」と考えていた子どもにとって、この考えを見せることで、より同じ大きさにすることが1/4になる条件であることを捉えなおすよいきっかけとなりました。より理解を深めるために「どうして1/4でないか」の根拠をペアで説明しあう場を設けました。
次に、長方形の紙で1/4の大きさを考えました。正方形に比べ、より多様な考えが出てくること、正方形の学習の適用となることから、次から次へと紙を持っていき、1/4を作っていきました。
研究発表会はここで、時間が来てしまいました。
半分の半分におっても1/4にならない場合があることを実感することで、より1/4を理解できたと考えます。