6年 家庭 レッツ クッキング Part4 ~1食分の食事~ ④

 研究発表会にご参観いただき,ありがとうございました。第一次,第二次は先に報告しました。本時は第三次で献立作成について学びます。
 1時では,ある家庭のお父さん,妹用献立をグループごとに立てました。



 お父さん,妹のそれぞれの好きなもの,嫌いなものを示し,さらに家族の願いも示しました。それらの情報から,グループごとに,どのようなテーマで献立を立てるかを考えました。例えば,栄養のバランスの取れた献立を考えたり,嫌いな野菜も食べられるような献立を考えたりしていました。奇数グループはお父さん用献立を,偶数グループは妹用献立を考えました。
 グループごとに考えた後,交流をしました。グループ4人(A,B,C,D)のうち2人(A,B)はグループに残り,自分たちのグループの考えを説明し,残り2人は(C,D)は他のグループの考えを聞きに行きました。この活動を2セットした後,説明グループと聞きに行くグループを交代しました。お父さん献立を考えているグループであっても,妹用献立を考えているグループにも聞きに行きました。次時にお家の方用献立を立てる際に少しでも多くの考え,献立に触れてほしいと考えたからです。少人数であること,自分たちも考えていることから,活発に話し合う様子が見られました。自分たちのグループでは考えつかなかったことを献立を再考する際に取り入れたり,その場で疑問に思ったことを質問したり,アドバイスしたりと有意義な時間でした。
 その後,グループに戻り,献立を再考しました。新たな料理をつけ加えるグループ,食材を変更したグループなど,よりよい献立にしている姿が見られました。次時の個人で考える献立につながっていく活動となりました。しかし,自分たちが得た考え,情報を全体で交流する場がなかったため,グループ間で考えたことに差が見られました。短い時間であっても,全体交流する時間が必要であったと感じています。