6の3 体育「マット運動」

 11月19日(土)の研究発表会でマット運動をしました。タイトルを「レッツ シンクロ!!」とし、シンクロを題材にして行いました。
 シンクロを題材にしたのは、チームで互いに見合ったり教え合ったりしてほしいというねらいがあったからです。1チーム4人または5人で構成され、シンクロの演技を考える中で、必要な技能を身に付けるために協力しながら練習をし高め合っていきます。
 練習をする時には、課題に応じた練習ができるような場とアイテムを用意しました。アイテムの中にはiPadもあり、動きを撮って観る事ができます。また、技のお手本動画を入れておき、いつでも観られるようになっていました。子どもたちは、互いの動きを見合って「回転の勢いがないから坂マットで練習しよう。」「平場で立つ時足が曲がっているから段差マットで練習した方がいいよ。」など友達のために場所を選んであげていました。また、iPadで動きを撮り合い「さっきより足が伸びてきたでしょ。」「後転の左右の手の着き方がちがうから真っ直ぐ回れないよ。」などと、アドバイスをし合っていました。驚いたのは、得意な子と苦手な子を隣同士で同時に演技をさせ、動きを見比べるために撮り合っていたチームがあったことです。そのような使い方もできるのだと全体に広めましたが、ICT機器の可能性については今後も研究していきたいと思います。
 ふり返りでは、単元を通して2点の質問を繰り返ししてきました。単元を通して同じ内容でふり返りをすることで、子どもたちは毎時間見通しをもって活動することができます。内容については、教師が今回特に大切にしたい「体が思い通りに動かせたか」という点と、「友達と心を通わせてできたことがあったか」という点でした。ふり返りで出た発言は掲示で目に見える形にすることで、子どもたちが達成感を感じられるようにしました。また、毎時間にゲットしたことをワークシートに残し、それをチームの財産とするためにチームファイルに綴っていったことも達成感につなげる手だてでした。実際に子どもたちは、練習中そのファイルを見ることが少なかったが、ワークシートに書く内容が少しずつ発展していったり、単純に綴る枚数が増えていったりすることで、自らの成長を感じ達成感を味わうことに少しはつながったのではないかと考えています。
 今回の研究会にお越しいただき御意見を頂いた方々、そして協力者の先生方大変ありがとうございました。今回教えて頂いたことを生かして、またよりよい授業を考えていきたいと思います。




ファイルイメージ