1-3音楽 ほしぞらのようすをあらわすおんがくをつくろう

 本題材では鉄琴・すず・トライアングル・ミニシンバルの4つの楽器を使い、夕方~夜~朝の星空の様子を表す音楽づくりをしました。
 題材の前半では、楽器の鳴らし方の違いによって様々な音色が生まれることや、その音色のよさを感じ取れるように「がっきたんけん」の時間を十分にとり、感じ取った音色を言葉や絵(図形楽譜)で交流しました。
 いよいよ星空の音楽づくり。
まず夕方の星や星空を見た経験を話し合い「ゆうがた とおくの空に ほしがかがやきはじめた」様子を一人ひとり絵にあらわしました。グループで話し合い自分たちが表したい絵を選び、どんな星空なのかを、たくさんの言語で表し音楽づくりを始めました。言語化した「こんな星(星空)を表すためにこんな鳴らし方をしたよ」という根拠と工夫をはっきりさせることで、表現する側も聴く側もしっかり意識して表現したり聴いたりすることができました。
・かがやくきれいな星を表すために 楽器を弱く鳴らす。
・星がお話ししている様子を表すために トライアングルとミニシンバルを交互に鳴らす。
・流れ星を表すために 早く強くトライアングルを打つ。
・なかよしの星を表すために ペアで鳴らす。
                           などの根拠と工夫がありました。

 11月18日の本校研究発表会では「夜になり 輝く星がだんだん ふえてきた」星空の音楽づくりの授業でした。
 夕方の空と違うところは「星がふえたところ」と「星の輝きが明るくなったところ」。
 夕方同様、選んだ絵のイメージに合わせて音楽づくりをしました。

・たくさんのきらめく星のかがやきを 二つのすずで強弱をつけて鳴らす
・三つ子の星を表すために ミニシンバルを二人で合わせて3回鳴らす
          などさらに新たな工夫を考え表現する子どもたちの姿が見られました。
 授業後のフリートークディスカッションでは
・グループで音楽づくりをするとき、どのようにイメージを共通理解・共有していくか
・星を擬人化し、自分の星を表現するために楽器を自由に選らばせてもよっかったのではない か
・夕方~夜のつなぎ目こそが大事な表現の場所だったのではないか
                        など貴重なご意見をいただきました。

本年度の研究主題「考える子を育む~学ぶ楽しさを味わう授業~」を子どもの姿を見取ることを大事に研究をすすめてきました。「がっきたんけん」からワークシートを中心に子どもの思考を見取り、次時に生かすことを意識して授業をすすめてきました。
 音やイメージを言語化することで、音や言語で友達と交流することができたこと、授業者も各グループのイメージをとらえアドバイスでき、見取りの大切さを改めて感じました。

               授業の参観、貴重なご意見ありがとうございました。