4年理科_雨水の行方と地面の様子
本時のねらい 雨水の行方や地面の様子についてすすんで関わり,問題解決しようとする。
≪授業の流れ≫
1 運動場で水たまりができる場所は?
雨が降ると水たまりができる。運動場ではどんな場所にできるかを発表させた。答え合わ
せは事前に雨の日に撮影した写真で行った。ブランコの下など想像していた場所もあれば,
サッカーゴールの下など,そんなところにもあるのかという反応もあった。
2 課題について考える
水たまりができた場所を確認したうえで,これらの水たまりがなかなかなくならなかった
ことから,課題<水たまりはどんなところにできてどうしてなかなかなくならないのか>が
うまれ,考えさせた。
3 予想を発表する。
どんなところでは,「へこんだ場所」「遊んで踏み固められた場所」「日かげ」などの考
えが,これまでの生活経験をもとに出てきた。いろいろな考えが出たので,「この中で違う
と思うものはないかな」と聞くと,「日かげは水たまりができてもなかなか消えなさそうな
だけど,水たまりは日かげだけにできるということではない」と,反論する児童もいた。
なかなか水たまりがなくならない理由については,「日かげで蒸発しない」「水がもうし
みこまなくなっている」などこれまでの既習内容をもとに考えたり,地面の状態と関係づけ
て考えたりしていた。
4 単元の課題を設定する。
運動場の水たまりの中でも,みんなが大好きなロープウェイの水たまりはとても巨大であ
った。ロープウェイの下に水たまりができなければ,雨が止んだらすぐに遊べるのにという
発言から,水たまりができる場所はどんなところで,すぐになくなるためにどうすればいい
かを考えていくことにした。
この単元の終末には,それぞれがロープウェイの下水たまりができない方法やすぐになく
なる方法を考えることができるだろう。
5 学習のふり返りをする。
・水たまりがいろいろな場所にできることが分かった。(L分かったこと)
・どうしたら水たまりができないようになるかを考えていきたい(Tやってみたい)
所感
〇運動場の水たまりをなんとかしたいという単元の課題をみんなで作り上げることができた。
△「水の蒸発」の単元とどのように分けて考えさせればいいか疑問が残った。一つの単元とし
て扱うことも考えられる。