6年_社会科「『戦国武将のすごいぞカード』をつくろう」
本単元では,織田信長,豊臣秀吉,徳川家康の3人の武将によって戦国の世が統一されていくことを学習する。そこで,それらの武将の天下統一につながる業績を捉え,それを「戦国武将のすごいぞカード」にまとめることを単元のゴールとした。この「すごいぞカード」の作成を通して,知識を広げたり深めたりし,資料活用能力を育むことをねらいとした。
本時では,信長の天下統一を目指す取組の中で,児童が「すごいところ」として取り上げたものを交流やカードの作成を通して表現することとした。
まずは,4人グループで交流した。グループでは,ホワイトボードにマッピングの方法で自分たちの考えを広げたり,深めたりした。その後は,ワールドカフェ方式による全体交流を行った。互いに質問をしたり,解説をしたりしながら,自分の選んだ信長の「すごいところ」とその理由について,積極的に対話をする姿が見られた。その後は,自分の席に戻り,「すごいぞカード」の記述に加除修正を行った。
それから,全体の場で児童の意見を集約し,それを板書した。児童の意見を聞くときは,適宜切り返し発問を行い,具体的な考えを自分の言葉で話せるように心がけた。最後に,いくつかの業績を関連付けて,信長の人物像についても考えた。
ふり返りでは,「自分は『すごいぞカード』を書くときに,戦い方やヨーロッパ文化については書いていなかったのですが,みんなで交流しているときに,知らないエピソードや戦い方など,信長は人とちがうことをする,人が考えないことをする武将だと分かりました」「信長の一つ一つの行動に意味があって,工夫がされていて,すてきだと思った」「今日は織田信長のすごいところを調べました。そして,みんなで交流をしました。交流をしてわたしがすごいと思った班は3班です。ボードの中に,家臣についてのことが詳しく書かれてあり,わたしとちがう視点で書かれていたからです。それに,○○さんの『冷静』という意見もなるほど!と思いました。」という記述が見られた。