4年 体育科 表現運動 「○○にへ~んしん!」
5月に4年生は、表現運動をしました。イメージの世界に没入してなりきって踊る楽しさを味わえる表現運動。身近な生活の題材をつかって「○○にへ~んしん!」をテーマに4時間の学習に取り組みました。
まず1時間目は、「新聞紙にへ~んしん!」。実際に先生や友達が動かす新聞紙を見ながらヒラヒラ揺れたり、ギューっとひねったり…。指先やつま先まで使って新聞紙になりきり、ダイナミックに動くことで、「新聞紙の痛いという気持ちまで分かったよ。」「どんな動きでも表現できる!」ことを学んでいました。
次に2時間目は、「ポップコーンにへ~んしん!」。映像を見たあと、まずは全員で動き、そして4人グループでひと流れの動きをつくりました。友達と一緒にポンポン跳んだり、ポーンとぶつかって転がったり、ふわふわとみんなで広がったり…。「友達と一緒に動くともっと楽しい。」「ダイナミックでより本物みたいだった。」と友達と交流して動く楽しさや友達の動きを見る楽しさを感じていました。
さらに見合うことで見つけた「一緒に」「反対に」「順番に」「つながって」の動きを意識しながら、3時間目は、「洗濯物にへ~んしん!」。8人グループでひと流れの動きをつくりました。しかし、「洗濯物」では、洗濯機に入れる→注水→洗う→脱水→洗濯機から出す→干すといった多様な場面を取り上げたこと、映像から洗濯機の中の様子をイメージすることが難しかったこと、8人グループで動きをつくったことなどから、グループで表したい感じが不明確になり、子どもたちの中に戸惑いが見られました。
そこで4時間目は、4人グループで2つも題材から表したい題材を選び、「花火・嵐にへ~んしん!」。表したい感じを明確にしてひと流れの動きをつくりました。ふりかえりから、友達に動きや考えを伝えることができた子どもやこれまでの友達の動きを取り入れることができた子どもが増えました。「順番に跳んだり、一緒に回ったりしてダイナミックに動いていた。」「ダイナミックに動くほど、嵐の激しさが伝わった。」と、表したい感じを中心に変化を付けながらひと流れの動きをつくり、見合うこともできていました。
今回の実践から、イメージが広がるよう題材を選び、ひと流れの動きをより分かりやすく子どもたちに提示することが、友達と交流しながらなりきって楽しむことや、友達の動きを見合って楽しむことにつながると改めて感じました。