6年_図画工作科 「レンズの奥の模様から」
美術工芸の分野で実生活を豊かにするものに模様がある。例として衣服を取り上げると,ストライプ模様やチェック模様,水玉模様など模様によって衣服に特長をもたせているものが見られる。図画工作科の授業でも,にじみやマーブリングなどで模様をつくることがある。これらのように,模様には計画的につくる模様もあれば偶然に生まれる模様もある。
本題材は子どもが身近なものから模様をつくり,その模様を生かして実生活で使えるものづくりを目指している。具体的にはデジタルカメラやハンディ顕微鏡を使う。子どもが家から持ってきた模様のもととなるものを,デジタルカメラや顕微鏡で拡大することで模様をつくる(見つける)。撮影した模様をOHPフィルムに印刷する。印刷した模様フィルムを加工して形づくりしたものをシェードとし,LEDライトを光源としたあかりを製作するというものである。
子どもが持って来た被写体の例を挙げると・・・,めがね,スーパーボール,包装紙,マスキングテープ,みかん,ビー玉,お弁当のカップ,ジャンパーの裏地,手ぶくろ、本,などであった。「今日,撮ったものを使ってきれいなあかりをつくりたい」といったふりかえりが書かれていた。