4年「物の体積と温度」
単元の導入に、空気と水を半分ずつ入れたペットボトルの飲み口に玉をつめたものを用意し、お湯の中にひたしてみる実験を行いました。「どうなるんやろ~?」と興味津々の子どもたちでしたが、ペットボトルにつめた玉がポーンと飛び上がると、「きゃ~!!!」「おぉ~~~~」「すげぇ~~~~!!!」と驚きの声があがりました。と同時に、「えっ?」「どうして?」「なんで?」と疑問の声も聞かれました。
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早速、自分の考えを言葉やイメージ図で表現し、近くの友達やクラス全体で交流をし合いました。交流の前は、「なんでやろう?」と不思議そうな顔をしていた子も、交流の後には、
「きっと空気が温められてとばしたんだよ。」
「やっぱりゆげ説はおかしいかな…?」
「友達の考えを聴いて空気説に考えが変わったよ。」
「友達の考えを聴いて、なおさら迷ってきたな。」
と、考えを明確にしたり、自分の考えに違和感をもったりして、追究意欲を高めていました。クラス全体で話し合ってみると、子どもたちの考えは①空気説②水説③空気と水が合体説④ゆげ説に分けられました。
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これらの考えをもとに、全員で検証の筋道を考えました。これから、この現象のなぞを解き明かすためにみんなでいろんな実験を考え、一つ一つ検証していきます。単元の最後には、「なるほど!だから、玉はとんだんだ!!」という学びの実感をもった声が聞かれるとうれしいなと思います。