1年 算数 たしざん    ~数学の数学化をめざして~

2わのひよこと3わのひよこがよちよちとすにあつまってきた絵を見てたしざんという計算を知った1年生。2わと3わが「いっしょにくらそう」と「がっちゃん」とあわせるたしざんだとわかりました。ブロックで2と3を「がっちゃん」と動かして確認しあいました。


ひよこの「がっちゃん」たしざんをうけて、今日は車の二つの絵を出しました。「がっちゃん」とは少し違う絵です。自信満々に「4+1=5」と決めたので、もう一度しっかり2つの絵を比べてみようと投げかけました。
なんだか違うと気付き始めました。1台と2台が「がっちゃん」、これはたしざんだときのうの勉強を使って説明できました。
でも、駐車場で車が4台とまっているところへ1台やってくるのはなんだか少し違います。、「「がっちゃん」たしざんじゃないのに、本当にたしざんなの?」と問うてみました。「あれ、ちがう」「ひきざんだ」「かけざんじゃない」なんて知っている○○ざんを言い出しました。教室はざわざわ。
しばらく考える時間をとると「やっぱりたしざんや」という声が・・・。「がっちゃん」じゃないけど、数が増えるのがきのうと同じだからと1年生なりの根拠を語り始めました。ブロックでも確認。片方しか動かないけど、「あわせてになっているよ。」と。さっきは、絵を比べて違いを見つけていましたが、次は同じところを見つけ始めていました。
初めは何も考えず、感覚で「たしざん」と決めていたけれど、語り合ったことで「たしざんだ」と根拠をもってよりよく決めることができました。たしざんには、2種類あることも知ったのです。
未来を志向する子として、1年生なりの数学の数学化に少し近づきました。