令和元年度 第67回 教育研究発表会のお知らせ(一次案内)

 本校は,平成29年度より伝統文化教育に関する教育研究に取り組んで参りました。学校全体で育成する資質・能力を設定し,各教科等での授業実践を中心に相互に協働・連携を図りながら,伝統文化教育を進めています。一人一人の生徒がグローバル社会で生きるために必要な資質・能力を身に付けためには,どのように学校全体の教育活動が関わっていくべきなのかを考え,カリキュラムマネジメントに当たっています。
 平成29年度より二年間は,国立教育政策研究所の研究指定校として,教育研究に臨んできました。今年度はこれまでの研究成果をまとめるべく,資質・能力の育成について,様々な角度からの分析と検討を進める予定です。
 教育研究発表会では,伝統文化教育はもとより,学校全体のカリキュラムマネジメントの在り方について,幅広いご意見が交換できる場となることを願っています。多くの方々のご参会を心よりお待ちしています。


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※研究発表会の詳細につきましては,7月末頃にホームページにアップロードいたします二次案内をご覧ください。


日本教育新聞に本校研究が紹介される

平成30年12日付けの日本教育新聞に,本校の伝統文化教育が紹介されました。
見出しには,以下のようなものがあります。
 ・伝統文化教育を教科横断的に
 ・「ESD」が基盤
 ・大仏のメッキ技術とイオンを結ぶ
 ・数学「平行と合同」で折紙扱う
また,次の様に紹介されています。
 「過去を見つめ,未来を創り上げる」-。同校が取り組む「伝統文化教育」には,その部分に大きな特色がある。
 尚,本研究に関するお問合せは,076-226-2121までお願いします。


先導的な研究への継続的な取組について

 本校では,平成24年度から継続的に,国立教育政策研究所の教育課程に関する研究指定を受けてきました。教科では「理科」「社会」「英語」で,全ての教科等では「ESD」と「伝統文化教育」について,学習指導の改善充実及び教育課程の基準の改善に資する調査研究に貢献してきました。
 この度,本年度令和元年度から2年間,新たに「国語」と「音楽」で指定を受け研究に取り組んでいるところです。
 以上の内容を一枚のポンチ絵にまとめましたので,ご覧いただければ幸いです。


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ポンチ絵



ESD研究が「中等教育資料」に紹介される

 本校は,平成26年度から平成28年度にかけて,ESDの研究に取り組んでまいりました。特に,平成26・27年度の2年間は,国立教育政策研究所 教育課程研究指定校事業指定を受けて,授業実践をしてきました。
 この度,その取組が,文科省初等中等教育局教育課程課が主管する『中等教育資料③ No.970』(平成29年 学事出版)の特集「ESDの今後の展望」の中で,「ESDを踏まえた教科教育」として紹介されました。
 その中で教科調査官 濵野 清 先生から以下のようなコメントをいただきました。「ESDを主要実践課題とするユネスコ・スクールを,その管下に多数抱える金沢市においても,金沢大学附属中学校のESDの取組は,それらの範となることはもちろん,全国でも先駆的なものである。」(p.37)
 ESDの研究は今年度で一区切りを迎えますが,この研究をベースに今後の学校研究に取り組んで行く予定です。