5年 算数科 「平均」



 5年生で平均の学習では、校内で集めているエコキャップを使って、チーム対抗戦でつかみとりを行いました。人数の異なるチームにしていたため、結果が出たときに「人数がばらばらだから、これでは不公平だよ。」、比べるためにはどのチームも公平でないといけない事に気付き、〈公平に比べるには?〉と考え、話し合う姿が見られました。人数の異なるチームでもつかんだキャップの1人分の個数を求める平均の考えを用いれば公平に比べられることが分かりました。その後、「反対の手でつかむ」や「チームを合わせて人数を変える」などの条件を変えて行っても、平均の考えを用いれば比べられることの良さに気付くことができました。研究発表会では、キャップからあめに変わり、袋であめを買ったほうがお得なのか、つかみとりで買ったほうがお得なのかを考えます。


6年体育科「みんなが楽しいかしわっ子カップ」(ゴール型 サッカー)


サッカーの楽しさは「ゴールを決めること」ということで、単元を通してのクラスの目標を「全員ゴールを決める」としました。そのために、毎時間の目標を「全員シュート」とし、たとえ決まらなくても一人1回はシュートをするという目標を立てました。だんだんシュートができるようになってくると、「ゴールが決まるシュート」と「決まらないシュート」は何が違うのだろうということを話し合い、フリーでシュートをした方がゴールが決まりやすいということに気付きました。そしてフリーでシュートをうてるように作戦を立てましたが、なかなかうまく実行できないということで、フリーゾーンという相手に邪魔をされない場所をコート内に作りました。研究発表会では、そのフリーゾーンをいかしてゴールをねらう動きを考えます。得点データを使って根拠をもって話し合いをしたり、iPadを使ってアドバイスをし合ったりする姿が見られたらと考えています。


5年理科「物のとけ方」

 5年「物のとけ方」の実践です。<溶けた食塩はなくなったのか、見えなくなっただけなのか>を解決するために、様々なことを根拠を持って考えていました。本時はその一つの<食塩水から食塩を取り出すことはできるのか>について、実験を行い検証しました。
 子どもは「熱して蒸発する」「自然蒸発」の2通りの方法を考えてそれぞれ実験しました。結果はどちらも、白いものが残りました。
 しかし、その白い物が食塩であるとは限りません。子どもは、「白い物=食塩」であることを証明するための実験を考え始めます。そして、「もし白い物=食塩ならば、もう一度、食塩のように水に溶けるはずだ。」「もし白い物=食塩ならば、立方体の結晶が観察できるはずだ。」という2つの検証方法を考え出し、最後には納得しながら「食塩水から食塩を取り出すことができる。だから、溶けた食塩は見えなくなっただけだ。」と結論づけることができました。



4年 社会科 地方創生 がんばる羽咋市


 羽咋市には観光客がたくさん訪れる自然豊かなところなのに、なぜこれからの人口が減っていくのかという「問い」を持ち、考えていきました。予想したあと、<人口が減ると困る?困らない?>ということを決めました。市役所の方の話を聞き、少子高齢化が進み、人口が少なくなると、道や消防署まで維持できなくなるという内容を聞いて、自分たちもがんばらないととふり返りで書いている子が多くいました。
 その後、羽咋市の見学に行き、千里浜、神子原での自然を守る取り組みは人口増加につながっているのか考えていきました。研究発表会では、羽咋市で大きな問題となっているイノシシ被害について羽咋市の政策の是非について判断し考えていきます。


4年 理科 「家の中のどこに水はあるの?」



「水のすがた」の導入を行いました。子どもが水の存在を具体的な場面でイメージするために、家のイラストを使って、その家のどこに水があるのかを話し合いました。
 子どもは、まずお風呂のシャワーや台所の流しなど「水道から出てくる水やお湯」をイメージしました。さらに冷蔵庫の中にある「氷」も「元々は自ら作っているから水ではないか」という意見が出てくると、「鍋から出ている湯気も水がすがたを変えたものだと思う。」といったように水とその姿についてのイメージが膨らんでいきました。そこから、「本当に水かな?どうやって確かめられるかな?」とこれからの学習への意欲を高めている様子でした。