ごあいさつ 令和4年4月

2022年4月
校長 盛一純平

 今年も満開の桜に彩られ 入学式、始業式をむかえることができました。令和4年度のスタートです。本年度もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年度も子どもたちは、コロナ禍の中で学校生活も制限、縮小を余儀なくされる中,主体的に感染症対策をとりながらの新しい生活様式も日常化してきました。同時にGIGAスクール構想も進み、ひとり一台のICT端末の利用も日常化してきました。またその環境の中でも工夫しながらの活動でコミュニケーション力をつけ「共に生きる力」を着実に身につけて来ているように感じます。今年度もコロナ禍に悲観することなくこの教育目標のもと「多様性の活用力の育成」を方針に未来社会を豊かに生きる力と人間愛のある子の育成に取り組んで参ります。
 今年度はとりわけ外国人児童を受け入れる日本語適応教室「さくら」と主にソーシャルスキルを学ぶ通級指導教室を金沢大学と連携して開設し、さらに多様性のある学校を構築していこうと考えています。また「さくら」「かしわ」とも今日的課題を解決するあらたな視点を試みる学級でもあり、研究を深め先進的モデルになりうることを期待するところであります。
 また、今年度から、5校園の連続性・特色を生かし、Society5.0を豊かに生きる資質・能力の育成を研究テーマとする「共通研究」、一人一台端末の活用をベースに学びのEBPMを促進させる「先端技術・教育データの活用」、学びのSTEAM化に向け実社会の課題解決を授業過程に位置づける「社会イノベーション創造授業」を3本柱とした未来教育モデル(金沢モデル)を展開します。ICTのさらなる効果的活用を追求したり、行政や民間企業等の外部の人や組織と課題を共有し主体的、探求的に課題解決を行う授業を展開していこうと考えています。これらの取り組みが必ずやますます予測困難になる未来社会を豊かにたくましく生きる力につながると信じています。
私たちはこれらを念頭におき、何より子どもたちが今を生きる小学生時代が日々豊かに学びあえる学校、そして小学生時代に未来に生きる学びがある学校づくりに努めて参ります。
令和4年度も本校の教育にご理解 ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。  

本校のシンボルのかしわの木
長い冬を乗り越え希望の若葉をむかえる
かしわ葉