ごあいさつ 平成31年4月


                                2019年 4月
                                校長 盛一 純平

初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫す
「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」「厳しい冬の後には梅のような美しい花を日本国民一人一人が咲かせられるように」という願いを込めた 新元号「令和」が5月に幕をあけます。凛とした新たな気持ちで心引き締まる思いでございます。

さて、今を生きる子どもたちは、新しい時代 新しい社会 Society5.0にむけてめまぐるしく変化し予測困難といわれる未来社会を生きる令和時代の子どもたちです。その未来社会を生き抜くには、今 子どもたちにどのような力が要求されるか、またそのためにどのような教育が必要であるか、より具体的方策が必要になってきています。
文部科学省でも「Society5.0に向けた人材育成 ~社会が変わる 学びが変わる~」として求められる人材像や学びのあり方を示し、学びの改革を進めています。

 本校を含む附属学校園では、WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)の拠点校の金沢大学附属高校を中心に「持続可能な世界を実現し、Society5.0を牽引するグローバル人材の育成」というテーマを掲げ、附属中学校 附属小学校 附属幼稚園 が系統的、段階的に教育を進めていくビジョンを掲げています。その中で本校では、ますます多様化する社会にむけて「多様性を活かす力」を養うことに主眼をおいて進めていこうと考えています。自分の考えを持ち発信するのみでなく、様々な考えを受け止め、そこから新たな考えを創り出す力をひとりひとりにつけていきたいと思っています。そのためにさまざまな多様性のある場や多様性を活かす環境を設定し、Make difference, Make harmony が教育活動の中に常に機能するように効果的な教育活動を研究し進めてまいります。

 未来社会で活躍する子をめざして、また新時代「令和」にこめられた願いが実現する学校でありたいと願っております。
平成31年度(令和元年度)も皆様のご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。